2009年5月 5日
藺草(いぐさ)について
畳表に使われている藺草(いぐさ)は基本的に
細長い円柱形をしていて長さは70~160センチになります。
ほかの植物と比べて特徴的なのは中心の髄の部分が
多孔構造(スポンジ状)になっているところです。
これにより畳の弾力性、吸放出性、吸音性、有毒ガス・有害物質の吸着性など
多くの優れた機能を生み出す決め手になっています。
近年、高齢化が進み家庭内での転倒事故が増えています。
フローリングの上で転倒するのと畳の上で転倒するのでは
明らかにけがの程度が変わってくると思われます。
また子育て中の家庭でも弾力性に富んだ畳のほうが
赤ちゃんにもやさしいですし、転落の可能性があるベッドよりも
畳の上に敷いた布団のほうが安全ではないでしょうか?
最近はフローリングの上に薄畳を敷いてほしいとの依頼が
多くなってきましたが、和洋どちらにも使えて
それもいいかなと思います。
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