下田製畳所ブログ

藺草(いぐさ)について

畳表に使われている藺草(いぐさ)は基本的に

細長い円柱形をしていて長さは70~160センチになります。

ほかの植物と比べて特徴的なのは中心の髄の部分が

多孔構造(スポンジ状)になっているところです。

これにより畳の弾力性、吸放出性、吸音性、有毒ガス・有害物質の吸着性など

多くの優れた機能を生み出す決め手になっています。

近年、高齢化が進み家庭内での転倒事故が増えています。

フローリングの上で転倒するのと畳の上で転倒するのでは

明らかにけがの程度が変わってくると思われます。

また子育て中の家庭でも弾力性に富んだ畳のほうが

赤ちゃんにもやさしいですし、転落の可能性があるベッドよりも

畳の上に敷いた布団のほうが安全ではないでしょうか?

最近はフローリングの上に薄畳を敷いてほしいとの依頼が

多くなってきましたが、和洋どちらにも使えて

それもいいかなと思います。

 

 

 

 

 

 

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 藺草(いぐさ)について

このブログ記事に対するトラックバックURL
http://www.shimoda-tatami.com/mt/mt-tb.cgi/67

コメントする

« 畳のはじまり その弐 | メイン | イ草の抗菌効果 »